株分けして殖やす
株分けは根分け、芽分けなどとも呼ばれ、大きく育った株を分割する方法です。
株が大きくなったり古くなってくると、根詰まりを起こして栄養が行き届かなくなったりします。
また株の中の風通しや日当たりが悪くなり、病気になったり枯れてしまったりすることがあります。
株分けをすることは、生育が促進され、病害虫の予防にもなります。
植え替えの時に株分けをして、株の若返りを促すことができます。
分けた分だけ株がふやせます。
鉢植えの場合は、株を増やす目的がなくても、株が鉢いっぱいになると生育に影響するので、株分けをして株を更新したほうがいです。
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株分けの方法
株全体を掘りあげます。 鉢の場合は鉢を横にして、まわりをトントンと叩いてすっぽりと鉢から抜きます。
根や茎を持って、手で根を引き分けます。茎葉と根ができるだけバランスがよくなるように分けます。 根がからみあっている場合は無理に引っ張ったりせずに、ハサミを使って切り分けます。 切り離した株は根は、古く痛んだ根や土はとりのぞいて整理します。
すぐに新しい用土に植え替えます。 鉢の場合は栽培用の土を入れ、植えつけます。水をたっぷりと与えて新芽が出てくるまで半日日かげで管理します。根づくまでは直射日光にあてないよう注意します。
草本性で多年草のハーブの多くが株分けできます。
株分けでふやすことができるハーブ
ミント類、オレガノ、カモマイル、セージ、タイム、タラゴン、チャイブ、ベルガモット、レモンバーム、レモングラス、ヤロウなど。