コモンマロウ：ハーブはじめての育て方

マロウ（コモンマロウ）（Common　mallow）

マロウ（コモンマロウ）

マロウには色々な種類がありますが、その中でも特にハーブティーとして広く利用されるコモンマロウを紹介します。ほかにも芳香を放つムスクマロウやヨーロッパのお菓子のマシュマロの原料とされてきたマシュマロウ、地面をはうように伸びるクリーピングマロウがあります。

コモンマロウはハーブとして利用するだけでなく花もきれいで、次々と咲かせるので花壇植えの植物としても最適です。

よく日のあたる場所を好み、水はけのよい土が向いていますが、特に土質を選びません。

移植を嫌うので、タネを直接まく直まきが適していますが、苗からも育てられます。直まきの場合は点まきし、薄く覆土しておきます。

本葉が出てきたら間引きます。苗から育てる場合も、移植を嫌うので、できるだけ早く定植するようにします。また、鉢は大きめを利用するようにします。

根が根付いて新芽が伸びてきたら茎の先端を摘み取ってわき芽を伸ばします。

コモンマロウは、挿し木や株分けで簡単に増やすことができます。

コモンマロウは丈夫で耐寒性が強く、こぼれダネでもよくふえます。

コモンマロウやムスクマロウ（ジャコウ）やや乾燥気味に、マシューマロウは逆に湿った土を好みます。

マロウの花は１日しか咲かないので、花が咲いたらその日のうちに摘み取り日陰で乾燥させます。

若葉と花はハーブティーやサラダに、根と葉はゆでて野菜としても利用できます。

コモンマロウの花のハーブティーはブルーですが、少量のレモンを加えると、美しいピンク色に変化します。消化器系、呼吸器系の炎症によいといわれています。

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