フェンネル(Sweet fennel)
- 科名:セリ科
- 学名:Foeniculum vulgare
- 種類:多年草
- 和名:ウイキョウ(茴香)
- 別名:フヌイユ
種まき | 4~5月 |
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植えつけ | 4~5月、9~10月 |
日当たり | 日なた |
水やり | 乾燥気味 |
土 | 肥沃 |
開花期 | 6月~8月 |
殖やし方 | 株分け(3~4月) |
寒さ | 耐寒 |
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フェンネル(スイートフェンネル)の栽培、育て方
【★スイートフェンネル】
フェンネルは草丈は1m以上にもなる背の高いハーブです。茎は太いですが葉は細かく糸状になり羽毛のようにふわりと広がります。
茎の先に、黄色い小花がたくさん集まった傘のような形の花をたくさん咲かせます。
ここでは一番ポピュラーなものがスイートフェンネルを紹介していますが、銅葉の「ブロンズフェンネル」変種の「フローレンスフェンネル」などもあります。
日当たりのよい場所でよく育ち、水はけのよい肥沃な土壌を好みます。
移植を嫌うので、植え付ける場所に直接種をまきます。根が深く伸びるので、鉢は30cm以上の深いものを選びます。庭に植える場合は株間を50cmぐらいになるまで間引きします。
育てやすいハーブで、こぼれ種で自然と殖えていくほど丈夫です。
養分の多い土を好むので、庭植えの場合は春に肥料をほどこし、鉢植えは月に1回ほど緩効性の固形肥料を追肥するとよいです。
水やりは土の表面が乾いたらたっぷりとやります。
フェンネルはコリアンダー、ディルとは交雑してしまいますので、近くには植えないようにします。
葉や茎はいつでも収穫できます。球茎は春まきなら7月ごろ、秋まきなら11月ごろに収穫できます。タネは株が黄色く枯れてきたころに花茎ごと切り取って風通しのよい日かげの場所で逆さに吊して乾燥させて収穫します。
その年に伸びた茎枝は秋には枯れてしまいますが、翌年にまたたくさんのわき芽を出して生長します。
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フェンネル(スイートフェンネル)の利用法
フェンネルには葉や種に独特の芳香と甘みがあります。
茎葉は料理の風味づけに、葉や花はサラダやスープに浮かせて利用します。花はピクルスにも利用できます。
種(フェンネルシード)はパンやお菓子に焼きこんだり、リキュールの香り付けなどに使われます。小袋に入れてバスに入れると美容効果があります。種はスッとした香りがあり、噛んでいると消化促進に効果があるといわれています。
種を含めて全草をハーブティーにできます。ハーブティーには健胃、利尿、去痰などの効果があるといわれています。
利用部分 | 方法 |
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葉 | サラダやスープに。バスハーブやハーブティーに |
花 | サラダやスープに |
種 | パンやお菓子に焼きこんだり、バスハーブやハーブティーに |