種まきの直まきの方法
直まき(じかまき)とは、種を直接、地面や鉢にまく方法のことをいいます。
移植をせずに、そのままその場所で栽培するために、花壇やプランターに直接タネをまく方法です。
タネが大きくて丈夫な植物や、移植を嫌う植物に行います。
直まきの庭の場合
植えつける場所に深さ20~30cm(根を利用するハーブの場合は深さ40cm~60cm)ほどを土をよく耕します。
そして、腐葉土と赤玉土(中粒)を入れてよく混ぜます。初めて植物を植える土や肥沃な土壌を好むハーブを植える場合は
元肥として堆肥や有機質の肥料(粒上の暖効性の肥料)も加えてよく混ぜ込みます。
酸性度の高い土や弱アルカリ性の土を好むハーブはここで少量の苦土石灰を入れて(1平方メートルあたり100~200gぐらい)、 よく混ぜます。
苦土石灰や有機質の肥料を入れた場合は土と肥料がなじむまで、1~2週間ほど待ってから種まきをするとよいです。
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直まきの鉢やプランターの場合
初心者の方はハーブ用の土が市販されていますので、それを使うと簡単です。
もちろん自分でブレンドしてもかまいません。
鉢底の穴を鉢底網を敷き、鉢底石を下に少しいれます。
赤玉土、腐葉土を6:4の割合で混ぜたものに、苦土石灰と有機肥料を7号鉢あたり小さじ1杯くらい加え、 よく混ぜ合わせたものを使います。 (赤玉土、腐葉土の量を減らしてバーミキュライトやピートモスを混ぜ込んでもいいです。)
できれば苗を植える7日間くらい前から用意してしてなじませておくとよいです。
植える場所に水をまいてしばらく放置した後にタネをまきます。
種の蒔き方は種子の大きさ、生長後の植物の大きさにあわせて「すじまき」「バラまき」「点まき」を選びます。
「すじまき」は割りばしなどで5~10mmの深さの溝(すじ)を漬け、そこに種をまいていきます。0.5~1cm間隔にスジ状に種子を落とします。 「バラまき」は全体に種をばらまきます。
「点まき」は1ヶ所に2~3粒ずつ数か所に播きます。
点まきは比較的大きなタネの場合なので、20~30cm間隔に指先で1~2cmの穴をつくり、ここに2~3粒の種子を落として指でつまむように土をかけておきます。
どの方法も薄く土をかぶせます。
その後お水をかけて発芽するのを待ちます。
発芽後は1箇所に1本だけが残るように間引きします。
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